診察にていろいろ

水曜日の診察での事、大抵お盆休みの時期は、他の患者さんが、帰省などで少なくなる為、私にとって、ゆっくり主治医と話が出来、興味深い、あるいは、気になる医療動向を聞くにはうってつけとあって、色々、聞いてきました。

なお、ここから書く内容は、精神疾患は、必ず治ると信じていらっしゃる方には、有益な情報では、ないので、読まれないほうが、ご自身の為だと思います。

ご了承下さい。それでも読んでしまった方は、反論は受け付けますが、その際には、反動も覚悟してください。それだけ、私は医療に真剣に向き合っています。(長いです~。)








相変わらず、ルーティンになている報告を5分で切り上げて、

今回、聞いた内容は、
1.あまりにもネット上でSSRIを持ち出した、医療サイドならびにその患者さんが増えている背景に疑問を感じ、実際の薬の有効性について

アンサー:薬には、反応性と言うものがあり、薬剤の効果や副作用の発現があった場合、その言葉を使用して、薬の有効性をはかります。SSRIの有効性は50パーセントという結果ですが、実は偽薬を使っても3割に有効であり、結果的に言えば、2割の患者さんにしか、製薬会社が訴える効果が医療サイドから確認で来ていないとの事でした。10人のうつ病患者さんに対して2人しか本当の薬として効果がないのです。実は、その2割でも、凄い良く効く薬の部類とされていているから、驚きです。大きなサンプルの臨床から得られたものです。しかも、SSRIの効果は明らかに三環系の薬より劣るとの事も初めて聞くことが出来ました。(まあ、効いていると実感できる方には無用の話ですが。)

では、なぜSSRIが昨今でも取り上げられてしまうか・・それは、製薬会社の商業主義によるものと、私の主治医は考えています。一時期に良い宣伝文句を付けて、大量に販売してナンボの世界のようです。特許の関係で、一時に吐き出すことが優先されてしまうことを嘆いていました。

2.行動療法(認知療法 )についての有効性についてを聞いて見ました。理由は、長く病気をやっているとこの手の療法は、実は、20年以上も前からあり、何で今頃騒がれているのかを聞いて見ました。

アンサー:(私自身、昔そうであったのですが、心理的に大きく作用されていると思っていて、心理士さんに薬ではなく、心のケアを求めている人が多くなっている現状があるようです。)しかしながら、重度のうつを経験した人や長期に渡って、治療を受けている人にとっては、ほぼ効果は無いとの事でした。当たり前なことなんですが、理由は簡単で、安定した時期においては、必要性がないからです。長年苦しんで乗り越えてきた人間自身が治りたいが為に多くの情報を元に努力したのですから、必要性がないのです。あるとしたら、病気の新事実をちゃんと把握する事。また、医師の言葉を借りれば、うつ病の患者さんは、数ヶ月単位で、重症度にもよりますが、自然に病前の生活近いところまで取り戻します。その時点で、認知のゆがみが変だからどうこうという事自体変な話なのです。病気なのですから・・。(病前がゆがんでいたと言うなら・・・一般人は、多かれ少なかれ歪みがあるでしょう。)行動療法はあくまでも軽度になった時にしか使えないことも書いておきます。私の病院でもプログラムを組んで、選抜された方がやっていますが、おそらく先の薬より効果はない場合も多くあると私は思います。・・・・しかし、ブログと同様に同じ境遇をもった同士が集まる事に対しては、私は、引きこもりや安心感を得る効果としては、評価しています。

3.おまけ・・横綱のはなし。

アンサー:確かに研修医としていたよ。正直、あんなマスコミとのコネクションをもってのし上がる人間がいる。恥ずかしい話なんだけど・・(半笑い)医師・・(回避行動)・・患者さんは持たせないようにしていただけどね。(そんな事聞いてないけど良く話してくれる。)

私:(いやみっぽく・・)先生のところに取材とか?

医師:いやそこまでは大丈夫。

私:精神保健指定医になってましたけど

医師:あれは、誰でもとれる

私:そんなんじゃ意味ないじゃないですか?

医師:精神科専門医なら、どんどん落とせるだけどね。

私:不利益を被るのは、普通の患者なんですからどうかスマートな体制を。

医師:色々あるんだよね。

・・・



このような会話をしていると、私は、裏表がなく、誠実に受け答えをしてくれる主治医に安心してしまいます。

出会いは8年前・・私が、医療不信で、怒鳴り込み、3時間の診療から始まりでした。




診察のあと、家内の実家に向かい、東京から来ていた義弟と久々に再開して、しばらく使っていない家内の実家用にOSの壊れたパソコンのリカバリーをして、その後、年に何回かの酒盛りを「借りてきた猫になって」してきました。ちなみに家内の実家は、我が家から車で20分位です。

この記事へのコメント

2007年08月17日 09:32
診察ご苦労様です。
私は、新しい薬(SSRI SNRIなど)は、全然効きません。
まだ昔からある、三環抗うつ薬のほうが効き目がいいように思います。
だから、いつも、うつのことをテレビでやっていると、薬の説明で、SSRIやSNRIの事が出てきて、副作用があまりないといい薬のように言われているのを不思議に思っていました。
私は、抗うつ剤はアナフラニールを飲んでいます。
この薬のおかげで、中学を何とか卒業できたと思っています。
アナフラニールという名前も知らずある病院で処方してもらっていた薬ですが、前の病院(約17年通っていた)で、この薬の名前を知ったので(特徴的な三角形をしています)また出してほしいというと「アナフラニールは、個性が強すぎて・・」と拒否されました。
そのうち、今の病院に行きましたが、その病院では、こちらが何も言わなくてもすぐアナフラニールに薬が変更されました。
同じ人間を見ているのに処方が先生によって変わるのが不思議でした。
SSRIはあまり効かないなという印象を持っていたので、この記事を読んで少し納得しました。
2007年08月17日 16:28
明石さんへ☆彡
SSRIやSNRIは、あくまでも副作用が少ない事が利点で、主治医のニュアンスでは商売としての薬として、広まってしまっている危険性も指摘していました。(新薬は薬価が高いし、副作用が少ないから使い易い・・極端な話、効く効かないに関係なくお金になる。)

アナフラニール(10mgで薬価11円)は、以前、私も母も使っていましたよ。たぶん薬箱をひっくり返したら、出てくるんじゃないかな?

>個性が強すぎて
これじゃ説明になってないよね。薬価は安いほうで、これは、昔から、かなり多くの患者さんに利用されているって事だし。やっぱり、前のお医者さんの奥さん・・患者より財布が大事なんじゃないかな。

ちなみにSSRIの代表のパキシルは、(10mgで137.20円)也。

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